「GAME」 長浜北高演劇部

 10月29日から4日間にわたって開催される高校演劇滋賀県大会。

 長浜北高演劇部の発表は今日でした！

　長浜北高演劇部「GAME」

　脚本：北高演劇部

　出演：北高演劇部

 誕生日にマッドサイエンティストの母から「お前は魔王だ」であると告げられる真央。

 舞台は世界制服のゲームへ展開してゆく。

 途中「強制リセット」の呪文により何度もリビングに戻される真央。

 外から聞こえる声により「強制リセット」したが、戻ったリビングには誰もいなかった...

 舞台のサイズが大きいため、細かいギャグが伝わりにくく滑ってしまうのが残念だった。

 ゲームの世界というバーチャル空間がリアルな現実を裏書している世界観はユニークで、

 ふと、デカルトの「Cogito ergo sum （コギト・エルゴ・スム） 我思う、ゆえに我あり」を思い起こさせるなど、
 なかなかよく出来た脚本に熱のこもった演技であった。

 ※デカルトは「我思う、故に我あり」と言う言葉で有名なフランスの哲学者。「自分が体験している今この瞬間はもしかしたら夢かもしれない。しかし、少なくともそう疑問に思っている自分がいることだけは確かだ」というのがデカルトの偉大な発見である。近代合理主義の基礎を築いたとされるデカルトであったが、神秘主義者でもあった。また、女の子の人形をフランシーヌと名付け、旅に出る時はトランクに入れて、どこに行くにも連れて行ったという。

 高校演劇滋賀県大会は次の日程で開催されています。

 10月29日（木）～11月1日（日）

　第49回滋賀県高等学校演劇研修合同発表会
　第36回滋賀県高等学校総合文化祭演劇部門

　於　藤樹の里文化芸術会館
　　　滋賀県安曇川町上小川106
　　　JR湖西線「安曇川」駅下車徒歩15分　

 高校生のみならず一般の方々にも人気の高い高校演劇、
 これからも北高演劇部の皆さん、頑張って下さい！